従順でいたい夜がある。

2026-06-19

誰にも言えないけれど、 自分の中に “従順でいたい気持ち” があることを ずっと前から知っていた。 強く見られたい時もある。 平気なふりをして、 何も揺れていないように振る舞う日もある。 でも、夜になるとふと、 その強さが少しだけ重く感じる瞬間がある。 「預けたい」と思ってしまう。 「委ねたい」と思ってしまう。 それは弱さではなく、 安心を求める心の動きに近い。 主導権を渡すことは、 自分を失うことではなく、 むしろ “自分を取り戻す行為” に近いのかもしれない。 従順でいたい気持ちは、 誰かに支配されたいというより、 “安心できる相手にだけ見せたい弱さ”という形。 強く見られたい自分と、 従順でいたい自分。 その矛盾が、 夜の静けさの中でそっと顔を出す。 どちらも本当で、 どちらも嘘ではない。 ただ、 言葉にするには少しだけ恥ずかしい。

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